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TM NETWORK『ORIGINAL SINGLES 1984-1999』


TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999
(2012/05/23)
TM NETWORK

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これで何枚目だ!
…というのがもう、TM NETWORKベストのお約束になってきているような。
思春期にであってから、かれこれ20年ちかくFANKSでいるわけですが、
それでも購入していないベストもあるくらいです。

まずは今回のベストについて。
ソニー在籍時(エピック/TRUE KiSS DiSC)発表のシングル曲+CW集。
でもって、TM NETWORK初のブルースペックCD。
さすがに曲数がおおいので、まだ全部はきけていませんが、いい音です。
「あれ、こんな音はいっていたっけ?」という発見もありました。

DISC 1の1曲目が、2枚目のシングル「1974」。
なぜデビュー曲「金曜日のライオン」じゃないの?
これまで何枚もベスト盤をだしてきたソニーが、まちがえるとはおもえません。
この曲からTM NETWORKははじまったのだ、というスタッフの意志表示が、
この曲順にはあるとみました。

カップリング曲も収録、とはいえ、アルバム収録曲がおおいのですが、
「GIRLFRIEND」がはいっているのは、うれしいところ。
キネさんの新録ベスト『キネバラ』曲目アンケートでは4位の曲です。
映画『ぼくらの七日間戦争』でつかわれたこともあって、
まさに青春!な一曲。

シングル・カップリング曲を完全収録しているわけではなくて、
たとえば、シングル「RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 2.0) 」は未収録。
カップリング曲、既発表曲のリミックスバージョンは、ほぼ入っていません。
(『DRESS』からのリカット3曲はあります)
そんな3枚組のなか、原曲・1989年版・1999年版の3バージョンがおさめられた、
「Get Wild」がタテ軸になっているという印象です。

さて、過去にでたTM NETWORKベストのかずかずを、ふりかえってみましょう。

『Gift for Fanks』(1987年)
「Get Wild」のヒット後につくられた、初ベスト。
シングル中心の序盤でもりあがり、中盤でキネバラ、「Self Control」でシメ。
ライブの構成のようで、ききやすいながれです。

『TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK』
『TAKASHI UTSUNOMIYA PRESENTS TMN RED』
『NAOTO KINE PRESENTS TMN BLUE』(1994年)
TMN「終了」後に発表。
シングル選集の『BLACK』、ダンス曲の『RED』、バラードの『BLUE』。
先月の武道館ライブ「Incubation Period」での3人の衣装が、
このときのカラーになっていて、ちょっと感動でした。

『TIME CAPSULE』(1996年)
全シングル曲を時系列順に収録した2枚組。
本作の直前に、ウツの「discovery」、キネさんの『REMEMBER ME?』と、
小室さんプロデュース・サポートのソロ作品が発表されており、
さらにここで、プレステソフト用の新曲「Detour」が。
「おお、これは再結成もちかいか!?」とドキドキしたものです。

『STAR BOX TM NETWORK』
『STAR BOX TMN』(1999年)
エピック・ソニー所属のミュージシャン共通の企画盤。
このころから、レコード会社主導のベスト濫発時代にはいっていきます。

『BEST TRACKS〜A message to the next generation〜』(2000年)
前年のTM NETWORK再始動のあとに発表。
10年を1枚にまとめるのはむずかしいなあ。

『The Legend』(2003年)
こちらも『STAR BOX』同様の企画盤。
80年代中心の方針はともかく、曲順がちょっとのりきれない感じ。

『Welcome to the FANKS!』(2004年)
インターネット投票による、リクエストベスト+CW曲+α。
1位は「ELECTRIC PROPHET」。さすがはFANKS。
ほかにも「永遠のパスポート」「雨に誓って」など、コアな選曲。
「TIMEMACHINE」東京ドーム版の収録はありがたかったです。

『THE SINGLES 1』(2008年)
『THE SINGLES 2』(2009年)
全シングル曲+蔵出しライブ音源、初出し別ミックスなど。
『2』の発売は2008年内のはずが、
リーダーの逮捕で翌年になってしまったのが、チトにがいおもいで。

『BEST OF BEST』(2008年)
『SUPER BEST』(2008年)
まったく記憶なし。廉価CDの棚にあったのかなあ?

さすがにこれはだしすぎだよなあ…。
にもかかわらず、しょうこりもなく、今回のベストと同時発売の、
初カラオケ集『BACK TRACKS』も、かってしまいました。
こちらの感想は、いずれツイッターででも。
しかしこれは…ボカロPたちへの「つくってみ?」という挑戦状のような。

はたして、つぎのベストは何年後でしょうか?
イヤ、そのまえにオリジナル・アルバムのブルースペックCD化を!

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TM NETWORK「I am」


I amI am
(2012/04/25)
TM NETWORK

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武道館ライブから1週間がすぎて、ようやくおちついて文章がかけそうです。
前回の文章をみたら、えらく興奮していること…おはずかしい。

さて、ライブのハイライトにもなった新曲「I am」。
作詞・作曲ともに小室哲哉。
FANKSをつづけてきたぼくらにとっても、TM NETWORK初見のひとにも、
とてもグッとくる歌詞になっています。

 ほんの少しだけの遅れは
 急いですぐ戻ってくればいい
 群れに集うその瞬間は
 明日はともかくみな喜ぶ


2008年の小室さん逮捕以降、
もう3人があつまったすがたをみられないのではないかと、なんどかんがえたことか。
公判、執行猶予判決、そしてavexでの作曲家活動、ソロワークをへて、
2012年の再始動に、たくさんのFANKSが感極まったことでしょう。

音楽シーンの最前線からは、ずいぶんはなれた日々がつづきましたが、
それをなげくのでも、すてばちになるのでもなく、「戻ってくればいい」と。
とてもポジティブな、普遍的な「人生の応援歌」になっている曲です。

アイドルや女性ボーカリストのこえをかりたことばではなく、
こういう、オジさん(失礼!)の本音を、小室さんがかたる場としては、
90年代中葉はH Jungle With tがあったわけですが、
1999年のTM NETWORK再始動後は、その役目をTMがになうことになりました。

そういう観点から、2000年代に小室さんがかいた歌詞に注目してみると、
決してまえむきとはいいがたい内容もみうけられました。
TM NETWORKのみをとりあげてみても、

手遅れな人は山積みに
スクラップのようにこの国の土地のために
埋め立ての材料にされていく様を見てますよね?

「SCREEN OF LIFE」(2004)

悲しかったね
自分の影をだんだん…
誰もがまわりが必要としなくなってた

「PRESENCE」(2004)

あれからどれだけ君を悩ませ
過信という名の開き直りから
自分が許せない

「ACTION」(2007)

小室さんがかかえていたさまざまな問題のことをかんがえると、
金銭的のみならず、精神的にもおいつめられていたのかな、とおもってしまいますね。
このころのじぶんの歌詞について、小室さん本人はこうのべています。
『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK 2』より。

(p100)
2000年代に入った頃、もうやれることはやりつくした気がして、
貪欲になれなかったんです。
それがいちばん表れたのが歌詞でね。
「自分はすごく元気で平和です」と書いたって、
リスナーは「ああ、そうですか」と思うだけで、そんな曲は誰も買ってくれません。
それはもう自分でもわかっていたんですけど、何も出てこなかった。
クリエイトするための素材をインプットする時間が必要だったんです。


じぶんのうちがわから歌詞をうみだすための材料を、
からだにつめこむだけの余裕がなかった、と。
創造的な環境に身をおく間もなく、現実の諸問題にふりまわされていたのでしょうか。

活動再開後、AAAやSMAP、浜崎あゆみらへの楽曲提供を通じて、
(ながくとおざかっていた)いま現在の日本のポップスを調査研究し、
その成果をTM NETWORKにフィードバックして新曲をうみだした、という。
すべてはこの曲のための「Incubation Period」=潜伏期間であった、ともいえます。

ローリングストーン日本版5月号のインタビューより、
小室さんがかんがえる「歌詞」について。

(p36)
詩を読むのと、歌詞になる言葉―歌に乗る言葉っていうのは違うので。
歌のメロディに乗る詩もあったりするけど、
歌を前提に書かれたもののほうが伝わりやすいと思うんです。
なので、いろんな楽しみ方があって自由なんですけど、
メロディと言葉がピタッとハマった時に、
すごく強力なコミュニケーション・ツールになる。
その点は間違いないと思っているので、
そのツールを見つけていくのが音楽家としての探検でもあるし、
人生の使命でもあるんです。


小室さんがつくる音楽について、
もっぱらあたらしい音色やメロディ、曲の構造に焦点があたったり、
うたったときのながれを重視する独特の歌詞に注目があつまったりするのですが、
この小室さんのかんがえを念頭において、
「作詞家・小室哲哉」について、いずれじぶんなりにかんがえてみたいとおもいます。
(もうだれかはじめているかもしれませんが…)

B'z「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」


GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付)GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付)
(2012/04/04)
B’z、松本孝弘 他

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シングルCD発売の約2週間前、YouTubeのB'z公式チャンネルに、
この曲のミュージックビデオが公開されました。
これまではCDの特典DVDとして、はじめてみることができたのですが、
(今回も初回限定版として付属)
さきにみずから公開してプロモーションするというのは、はじめてのこころみ。

CDが発売された現在でも、フル視聴ができます。
そう、最初の1分だけとかいうのではなく、1曲まるごと。
「そんなことしたら、それだけで満足してしまって、CDがうれなくなるんじゃ…」
とおもわれるかもしれません。
そこで、きょう4月9日付のオリコンデイリーランキングをみてみると、
みごとにB'zが1位。
もともと固定ファンがおおくいることもあるでしょうが、
YouTubeでのMV先行公開も、あるていど影響があったのではとにらんでいます。

ここでハッとおもいおこされたのが、
平野友康さんの『ソーシャルメディアの夜明け』で、音楽ビジネスについてふれた部分。

(p153)
何よりまず「その曲を好きになってもらう」ということが大事。
それにもかかわらず、かつては各社でCDにプロテクトをかけようとしたり、
権利の問題ではあるけれど、ユーチューブでCD音源を自由に流すことができないなど、
未だに「音楽ビジネスがネットによって脅かされている」という匂いも消え去っていない。
でもそれって、「聴かせまい、聴かせまいとしているのと結局同じなんじゃないかな?」
と僕は思う。


これまでもこのブログでなんどかふれましたが、
平野さんが坂本龍一教授としかけた「サカモト・ソーシャル・プロジェクト」では、
まず無料で教授のコンサート(リハーサル・撤収ふくむ)をUSTREAM生中継し、
そのあとで、ライブアルバムをiTunes配信するというかたちをとりました。
すでにセットリストもアレンジも公開されているにもかかわらず、
2公演のライブアルバムは、iTunesのランキングで発売直後に1位・2位を獲得。

ビニールで包装され、なかにどんな音楽がはいっているか正確にはわからない、
そういうかたちでCDをうる手法は、もう通用しなくなっているのでしょう。
くわえて、CDが音楽ビジネスの中心であった時代も、もはや過去のことであり、
CDはミュージシャンが生活する手段のひとつ、ワン・オブ・ゼムであると。
音楽にまつわる、マスコミなどのありかたが旧態依然としているあいだに、
いまを活動するミュージシャンたちのほうが、どんどんと意識をかえていっています。
今回のB'zの戦略も、そのあらわれではないでしょうか。

『未来型サバイバル音楽論』で、津田大介さんはこうかいています。

(p172)
トップダウンの形だけで音楽をリスナーに伝える時代は終わったのです。
トップダウンではなく、音楽SNSのようなプラットフォームを利用して
ボトムアップの形でファンとアーティストが一緒に成長する。
未来型の音楽ビジネスはまずアーティストとファンがフラットな場でつながることから
始まっていくのでしょう。


B'zのYouTube公式チャンネルでは、
「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」をきいたファンたちの感想がアップされています。
こうやってYouTubeやTwitter、Facebookなどをつかって、
ファンどうしが交流し、コミュニティをつくっていく、というのが、
いまの音楽ビジネスの、ひとつのおおきな柱になっているのですね。

さて、曲そのものについては、ただただカッコいい!
はやいスピードでつっぱしるというよりも、どっしりとかまえた感じ。
まさかのTAKボーカルも、あじがあっていいですね。

 Go for it, baby コエテユケ 甘い思い出を
 未練だらけでも 惜しくない


こういう、安住の地をふりきってでも、あたらしい場所へとあしをすすめる曲は、
これまでも「ARIGATO」「Sanctuary」などがありましたね。
過去の成功体験にとらわれ、さきにすすむことができない、というのは、
とても身につまされるはなしです。
つねに最善をつくせるように、つまらないこだわりやプライドはすててしまって、
いつでもあたらしいじぶんにかわれるように、きたえておきたいですね。

ブルース・スプリングスティーン『レッキング・ボール』


レッキング・ボール(初回生産限定盤)レッキング・ボール(初回生産限定盤)
(2012/03/21)
ブルース・スプリングスティーン

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ブックレットのなかにおさめられた、1枚の写真。
ステージのうえから観客にむかって、楽器をもった右腕をかかげるふたり。
ギターをもったブルース・スプリングスティーン。
そして、サックスをもったクラレンス・ “ビッグ・マン” ・クレモンズ。

Eストリート・バンドの中心的存在でもあったクラレンスは、
2011年6月、脳卒中の合併症により亡くなりました。享年69。
亡くなる直前には、レディー・ガガ『ボーン・ディス・ウェイ』に参加しており、
その存在感を魅せつけていただけに、当時はとてもショックでした。

写真のよこには、ボスのコメントがそえられています。
クラレンスとのおもいでをかたったあと、最後はこうしめくくりました。

クラレンスは死んでもEストリート・バンドを去りません。
彼がバンドを去るのは僕らが死ぬときです。


よんだ瞬間、おもわず、なきくずれてしまいました。
いまよみかえしても、もうはなのおくがツーンとしてきます。
これほどのつよいきずなでむすばれたこと。
ロックの歴史にのこる、すばらしい作品群をともにつくりだしてきたこと。
ふたりにとっても、かれらの作品を愛するひとびとにとっても、
それはとてもしあわせなことだったのですね。

さて、最新アルバムとなる本作は、かなしみにうちひしがれる作品ではありません。
ここにあるのは、怒り。
"Occupy Wall Street" に呼応するかのように、
99%のひとびとのくるしさを歌にすくいあげ、1%の富裕層を糾弾します。

賭博師はサイコロを転がし
労働者は請求書の支払いに追われる
銀行家の住む丘の上は、まだ豪勢で羽振りがいい

("Shackled And Drawn")

銀行家はぶくぶく太り
労働者はますます痩せる
前にも起こった、これからもまた起こる

("Jack Of All Trades")

奴らは俺たちの家族、工場を破壊し
俺たちの家を奪った
奴らは俺たちの死体を平原に置き去りにし
禿げ鷹に骨をつつかせた

("Death To My Hometown")

とくに、リードシングルとなった "We Take Care Of Our Own" は、
「政府はあてにならない」
「じぶんの面倒はじぶんでみるんだ」
という歌詞の内容から、アメリカ本国でおおきな話題になっているようです。

産経新聞3月18日
「政府なんか頼らぬ…愛国ロックか体制批判か スプリングスティーン新曲、物議」


誰も何もしてくれない、騎兵隊は出動しなかった
ラッパの音は聞こえてこない
俺たちは自分たちで支え合う
俺たちは自分たちで支え合う
星条旗がどこで翻っていようと

( "We Take Care Of Our Own" )

2005年のハリケーン・カトリーナによるニューオーリンズの被害をおもわせる歌詞。
あれからニューオーリンズが復興するのに、かなりの時間を要したといいます。
政府からの支援が、期待したほどにとどかない被災地。

解説の湯川れい子さんがかいているように、まさにいまの福島のすがたにもみえます。
いまもなお、たかい放射線量のなかですごす、福島のこどもたち。
それぞれの事情があるにせよ、なぜ政府はたすけのてをさしのべないのか。
「胸がキリキリと痛む」という湯川さんは、こうかいています。

私たち日本人も、自分たちの決意と責任とで、
自分たちの今日と明日を守らなければいけないのだと、
誰もがそれぞれに思い始めているのではないだろうか。
さもなければ、この失望と閉塞感の中では、
もはや息をするのも苦しくて、生きる力を失ってしまう。


「政治家にまかせていれば、なんとかしてくれる」
「えらい学者さんがいっているのだから、まちがいない」
それでうまくいく時代は、3.11をさかいに過去のものになってしまいました。
(それ以前からそうだったのでしょうが、顕在化したという意味で)

「テメーのケツはテメーでふく」
ことばにすればかんたんなことですが、それを実行にうつすことがむずかしい。
じぶんの責任でうごきたくても、そのためのくいぶちをかせぐのはラクじゃない。
企業・工場は人件費のやすい海外へ移転し、税金はますますあがろうとしている。

それでも。
ボスのちからづよいうたごえが、せなかをおしてくれます。
うえから講釈をたれるのではなく、だれにでもわかることばで、はげましてくれます。
理想郷たる「約束の地」にはまだまだとおいけれど、あきらめるなと。
「怒りを持ち続けろ、怖気づくな」と。

激しい時代がやって来ては、また去って行き
激しい時代がやって来ては、また去って行き
激しい時代がやって来ては、また去って行き
激しい時代がやって来ては、また去って行き
激しい時代がやって来ては、また去って行き
そしてまた、激しい時代がやって来る

おまえの鉄球を下してみろ
おまえの鉄球を下してみろ

("Wrecking Ball")

ボスみたいな、ぶっとい鉄球はありませんが、
ぜったいにすてられない、ちっちゃなボールくらいはもっているつもりです。
できるかぎりのちからで、かましてやろうじゃありませんか。

『Yellow Magic Orchestra Live in San Francisco 2011』


Yellow Magic Orchestra Live in San Francisco 2011 [DVD]Yellow Magic Orchestra Live in San Francisco 2011 [DVD]
(2012/02/15)
YELLOW MAGIC ORCHESTRA

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すでにWOWOW無料放送分を録画しているのですが、
放送時間の都合でカットされた曲がはいり、初出インタビュー映像もあるならば、
それはかいますとも。
ではさっそく、各曲ごとにみじかめに。

01. Improvisation

ライブで即興演奏というのは、じつはYMOではまだなかったのだそう。
ここでのタメがあって、つぎの曲でおおきくもりあがります。

02. Firecracker

細野さんのマリンバがくっきりときこえますね。
リハ映像をみたら、鍵盤のところに「ど」「れ」「み」とひらがなが。かわいい。

03. Behind the Mask

1979年グリークシアター公演のオープニング曲。
あのピリピリした雰囲気がたまりませんが、このリラックスした感じもまたよし。

04. Riot in Lagos

こちらは1980年ワールドツアーのオープニング曲。
こんなにカッコいい曲をなぜカットしたのかWOWOW…。
おおきくみぎうでをのばす、あの独特のユキヒロ打ちがはやくも!

DVDをみているぼくは「うおおおお!」ともりあがるのですが、
現地の観客はじっとステージをみつめているようす。うでぐみをしていたりとか。
インタビューで幸宏さんが、
「最初はウケてるのかどうかわからなくて、
 アンコールで『あ、ウケてるんだ』とわかる。むかしもいまもおなじ」
といっていましたが、なるほどそうなのかも。

05. The City of Light

アメリカでは初披露かな?HASYMO名義で2008年に発表したシングル。

変わらない路地に
変わらない影と
変わらない夕日
変わらない空と


3.11をへて、この歌詞がまたちがうようにきこえます。むねがかきむしられるよう。

06. Tokyo Town Pages

シングル「The City of Light」のカップリング曲。
ドラム&ベースがながれをひっぱる感じ。このまま何分でもきいていたい。

07. Lotus Love

これが2010年ワールド・ハピネスのオープニングででたときの衝撃たるや。
あ、幸宏さんがジャケットぬぎましたね。このコーラスすきだなあ。

08. Ongaku

シンセパッドと生ドラムの両刀つかいになる幸宏さん。
そして牛乳ビン?をたたいておとをだす細野さん。そんな楽器もアリなのか。
教授、ソロのコンサートでもボーカル曲がききたいとおもうのですが、どうですか?

09. Seoul Music

さあ、きましたよ拡声器が。
ウインターライブのよりちっちゃくなって、またかわいいこと。
いまのYMOの演奏をきくと、ホントにテクノというよりファンクだと感じますね。

10. Gradated Gray

観客のひとりが直前にこえをだしてリクエストしたのが、この曲だとか。
どこの国にもマニアというのはいるものだなあ…。
ホントに演奏してくれたので「アリガトゴザイマス!」とお礼が。

11. Taiso

号令とボーカルに専念する教授。キーボードは間奏でちょっとだけ。
DVDかったひと、モニタのまえでやってますよね、ケイレンの運動。ぼくもです。

12. Tibetan Dance

2008年のライブからYMOのレパートリーになった、教授のソロ曲。
とはいえ1984年の原曲でも、細野さんと幸宏さんが参加してはいるのですが。

13. Supreme Sunset

2002年、細野+高橋=SKETCH SHOWと教授の共作…ていうか実質YMOですね。
エレクトロニカで味つけしたファンク・ミュージック。
いまにしておもえば、これがいまのYMOを予言しているような曲だったのかも。

14. Thousand Knives

YMO初期のライブと、『BGM』でのリアレンジ版をかけあわせたようなアレンジ。
ニコ動では小山田圭吾ギターが賛否両論みたい。ぼくはすきなんですがねえ。

15. Cosmic Surfin'

イントロのタン!タン!タンタンタタタタでもう、キター!ですよ。
NHKスタジオライブでは「Absolute Ego Dance」とメドレーでしたが、
ここでは完全版。

16. Rydeen

2007年のエレクトロニカアレンジですが、いまや5年前とはほぼ別作品。
クールなのにホット。冷静な熱狂。変なたとえですが、そういう感じ。

ここで本編終了。そしてアンコールへ。
客席からの歓声がすごい。「キョージュ―!」「ホソノー!」「ユキヒロ―!」

Encore 01. Cue

ドラムは幸宏さん。やはりこのほうが安定性がありますか。
この曲をピリピリせずにきけるというのは、感慨ぶかいものがあります。

Encore 02. Tong Poo

そういえばタイトルはアメリカ版の「Yellow Magic」じゃないんですね。
中盤で一瞬、フロント3人だけの演奏になるところが、何度きいてもたまりません。

会場、スタンディング・オベーション。
すばらしいライブでした。

Interview

今後のツアーの予定は…?
高橋「大所帯なんでね。やるんだったら、まとまったブッキングができないと。
   『行っては帰り、行っては帰り』はできないので」
坂本「制作費がすごい。大変ですよ、実は」
高橋「まあ、経費しだいってことで(笑)あと、ぼくたちの健康状態しだいっていう。
   (細野さんに)そんな元気じゃなかったんですよね?」
細野「ぜんぜんダメです(笑)でも、ステージの上はちゃんとやるよ」


ことしもワールド・ハピネスは開催されるとのこと。
ねがわくば、教授+大貫妙子さんの『UTAU』ツアーくらいの規模で、
日本国内をまわっていただけると、うれしいなあ、なんて。

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