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スティーヴン・ヤング『本の虫ーその生態と病理 絶滅から守るために』


本の虫―その生態と病理 絶滅から守るために本の虫―その生態と病理 絶滅から守るために
(2002/11)
スティーヴン ヤング

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本の虫は実在した!

そう、それは文字どおりの「虫」だったのです。
2001年3月、ルーマニアの電気技師マリウス・シュナイダー氏が、
エラリー・クイーンのペーパーバックのきれっぱしを顕微鏡でのぞいたところ、
著者名「Ellery Queen」の「Q」のベロ部分に、発見したのです。本の虫を。

これによって、長年なぞとされてきた「本の虫」の研究が飛躍的に進行。
本書は、本の虫の生態や、罹患したときの症状を種別ごとに解説、
本の虫を根絶するのではなく、共存するためにどうすべきかを説いています。

たとえばぼくは、おそらく「活字虫」に感染し、
「活字禁断症」におちいっているものとおもわれます。

(p51〜52)
「活字禁断症」(character withdrawal symptoms)
活字虫に感染すると、文字を読まずにはいられない。
すべての文字を読んでしまうという症状を呈する。
旅行に行くとき、洗面道具やホテルの割引券を忘れても、
必ず数冊の本はバッグに詰めておかないと安心できない場合、
この感染を疑う必要がある。


駅のキオスクにかならず本のコーナーがあるのは、
ぼくたちのような「活字禁断症」患者を、禁断症状からまもるためだったのですね。
もしも本をわすれていたら「あけてくれ!おろしてくれ!」とさけんでいるかも。

さて、ぼくは8月になってから、このブログをはじめたわけですが、
どうやら、さらにこの「本の虫」に感染したようです。

(p117)
「日記書き虫」(journal writing insect)
日記や自伝、社史などを書こうという気持にさせるこの虫は自己顕示欲が強く、
したがって日常でもお喋りなことが多い。
反面、誰も読まないであろうことを本能的に知っていて、
書くために書くという行為に陥り、そこから抜け出せない。


ああ、そうだ、いまのぼくがこれなんです。
質のたかい文章を書くことよりも、まずは量をこなさないと、というかんがえで、
1日1記事のペースでいま書きつづけているのですが、
それが義務的になっているといわれれば、そのとおりなのでしょう。

いまのところ、そうやって頭をはたらかせるのがたのしいので、
これが日常の一部になるくらいには、なんとかできそうです。
ただそれは、だれに見られるあてのないシャドーボクシングのようなもので。

(p119)
他人の自慢話に耳を傾ける人間がまれであるのと同じように、
他人の日記など、誰も読もうとしない。
この症候群にかかったヒトは、それに気づかずに、嬉々としてホームページに
「私の日記」コーナーを書きつづけているのである。
唯一の存在証明として。

誰もあなたには興味がない。


うん、そう…そうなんですよね。
ちょっとリツイートされたからって、おごってはいけませんね。
名もないただのひと、その立ち位置をわすれないように。
ただし、匿名にかくれて罵詈雑言をするのは論外です。

いくら活字中毒とはいえ、
「虫干し」ということばもあるくらいですから、
たまにはそとの空気をすって、きもちをきりかえることも必要です。
なにごともバランス。
うまくじぶんの「本の虫」をかいならせるようにしたいとおもいます。

さて、どこまでがフィクションなのでしょうか?

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