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忌野清志郎『瀕死の双六問屋』


瀕死の双六問屋 (小学館文庫)瀕死の双六問屋 (小学館文庫)
(2007/09/06)
忌野 清志郎

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(p80)
本当に必要なものだけが荷物だ。

ときおりよみかえす本書の、このことばをみるたびに、
本やらなんやらであふれかえっているじぶんの部屋に、ためいきがでます。
どれほどのものをかかえているのか、ぼくは。
そろそろ一気に処分してしまいたくもあるのですが、なかなか。

荷物というのはもうひとつ、しごとであったり人間関係であったり、
じぶんをとりまくいろいろな要素というのもあります。
せおう必要のない、よぶんなものをしょいこんでいないだろうか?
もっとみがるにうごけるはずなんじゃないか?

このたび、本書がCDつき完全版として刊行されるということで、
あらためて文庫版をよみかえしてみました。
一言一句を暗記しているわけではありませんが、
そのパワーのあることばが、ぼくの行動に影響をあたえてきたことを再認識。

(p135)
自分の気に入った音楽にめぐり会えるなんて、あまり日常ではあることじゃない。
みんなが聴いてるからとか、これが流行ってるからとか、TVでよくやってるからとか、
そんな理由でムダ金をはたいてレコード屋でCDを買うなんてつまらないぜ。
…お金のムダ使いで流行を買うのはバカだよ。


鵜飼いの鵜じゃないんだから、
ただくちをあけて、イマドキの音楽をあたえられるのをまっているだけなんて、
もうぼくにはたえられません。
かといって、いい音楽をなんでもかんでもじぶんひとりでみつけられるわけでもなく。

このソーシャルメディアの時代、金銭的なみかえりがなくても、
すばらしい音楽、いまきくべき音楽を提示するキュレーターは、かならずいます。
ツイッターやフェイスブックで、そうした信頼できるひとたちとつながりをもって、
かれらのアンテナにふれてみるのもひとつです。
できればこちらからも、これがいい、これがすきだとしめしてみてもいいですね。
「発信しなければ、得るものはない」(津田大介『情報の呼吸法』)のです。

(p152)
これだけは言っておきたいんだ。
ブルースを忘れない方がいい。
いろいろな名前の音楽が流行するけれど基本はすべてブルースなのだ。

すべての音楽はブルースで説明ができる。
方程式さえ書けるはずだ。


にた体験をしているひとはおおいとおもいますが、
ぼくは、ストーンズ、クラプトン、LEZ、ディラン…などのロックをいりぐちにして、
かれらが影響をうけた戦前〜戦後のブルースをきくようになりました。
B.B.キング、バディ・ガイ、マディ・ウォーターズ、
ロバート・ジョンソン、チャーリー・パットン、ブラインド・ウィリー・マクテル…。

シンプルなのにおくがふかい。
3分でききおわるのに、なかみがこい。
いま活躍しているミュージシャンたちが、どのように影響をうけてきたかがみえてくる。
こうして音楽の源流をさかのぼっていくたのしみもあるのですね。

ブルースのような、じぶんの芯になるものをもっていると、音楽にふかみがでます。
さまざまな「事件」でもってしられることもおおいキヨシローですが、
かれの音楽は、それぞれの時代のおとをつかいながらも、パワフルでありつづけました。
いまは「サマータイム・ブルース」や「ラブ・ミー・テンダー」など、
いわゆる社会派・原発問題関連の知名度がたかいけれど、
そこでおわらずに、いろんなキヨシローの曲をきいてほしいものです。

(p131〜132)
俺は右でも左でもかまわないんだ。
そんなことどーでもいいんだ。
右にどんどん行ってみろ。
やがて左側に来ているのさ。
地球は丸いからね。


そんなことより俺は、人々の心の中に芯が一本通ってりゃいいんだ。
それが一番大切なことだと思ってる。


ウヨだのサヨだのレッテルばりがはやっていますが、
信じたことをやっているなら、んなこたぁどーだってかまやしませんやね。
それでも不安になることも、きもちがゆらぐこともあるでしょうが、だいじょうぶ。

(p39)
安心しろ。
君はまだまだ大丈夫だ。
ぜんぜん平気のヘーザだ。
へっちゃらもいいところさ。
なにしろ俺がここにいて、君と同じ時間を生きてるんだぜ。
こんなに心強いことはないだろう。
よし、OKだ。


このことばに、とてつもない説得力があるのは、やはりキヨシローだからですが、
いつかこのことばを堂々といえるくらいに、ぼくもなりたいものです。

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