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KIDS VOICE 編『福島の子どもたちからの手紙〜ほうしゃのうっていつなくなるの?』


福島の子どもたちからの手紙 ほうしゃのうっていつなくなるの?福島の子どもたちからの手紙 ほうしゃのうっていつなくなるの?
(2012/02/07)
KIDS VOICE

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編集したKIDS VOICEについては、こちらのホームページで。
こどもたちのことばや絵を書物のかたちでのこすというプロジェクト。
そとからうんぬんいうよりも、かれらのことばをじかにきくほうがはやいので、
一部を抜粋します。
誤記などありますが、改行以外は原文ママです。

福島から避難したこどもたち。

(p14、小1)
おれたちは、なぜみんなとはなれないといけないんですか。いみがわかりません。
けつえきけんさをやってくれないんですか。
ほうしゃのうをなくすきかいをつくってください。おねがいします。


(p22、小3)
・外であそびたい
・ほうしゃのうは、いつなくなるの?
・マスクをしたくない
・びょうきになりたくない
・もっとふくしまにいたいけどもういれない


(p26、小2)
3か月ぶりにお父さんと野きゅうをしました。すごくたのしかったです。
弟がホームランを20本ぐらいうちました。またお父さんがきたらしたいです。


(p28、小3)
菅そう理大じんへ

いつになったらほうしゃのうは、なくなりますか。
僕は大人になれますか?
早く外であそびたいです。
家ぞくがはなれてくらすのもいやです。友だちとはなれるのもいやです。
どうか僕たちをたすけてください。


(p31、小1)
ほうしゃのうだいっきらーい

福島にとどまるこどもたち。

(p66、小5)
①脱原発
◯原発事故で始めて原発のこわさをしりました。
◯放射線のせいで外であそべません。
◯一言で言うと原発をなくしてください。

②県外で
◯僕は、サマースクールに行きました。(とちぎ)
 福島県からきたにもかかわらず
 みんなやさしくふつうの友達みたいにせっしてくれました。


(p76、小学校高学年)
山の木
川の魚
海の魚
森のいき物
私の夢
かえして下さい


(p81、中学生)
おしえて下さい
僕達はどうなりますか?
いくつまで生きられますか?
福島県に住めますか?


(p84、中2)
『福島には原発があるから。』それがなんだ?あっちゃ悪いのか!
私は原発のこととかくわしくは分からないけれど
同じ人としてその受けとめ方はよくないと思う。
『福島の人は実験台なんだ。』そういう言葉を聞くと悲しくなる。
でも私は福島が好きだから、いい所だらけの福島が大好きだから
私は離れたくないと思う。
放射能がなんだよ。そんなのに負けてたまるか。


(p88〜89、小5)
みんな、
「福島がんばろう。」
と言っているけど、さい玉や、東京は、
「福島の人は、ほうしゃのうがあるから、いやだ。」
と言ってさべつされ、とってもかなしい。


こどもたちのようすをつづった解説文より。
父親と祖母が福島にのこり、母親・妹と京都にひっこした、小学3年生のけんくん。

(p52〜53)
クリスマスが近づき、お母さんがけん君に
「クリスマスのプレゼントは何がいいかな?」と尋ねました。
けん君の答えはこうでした。
「お父さんとおばあちゃん」
その言葉を聞いて、お母さんは思わず涙があふれました。
そして、その夜、けん君と妹が寝た後、ひとりで声を上げて泣きました。


福島にのこった、小学5年生の陸玖君。

(p93)
「震災前は仲良しの友だちが多くてすごく楽しい毎日でした。
 でも、原発事故の後、友だちは転校したし外遊びもあまりできなくなってしまいました。
 でも、いくら考えても元に戻せないので、
 今は原発事故のことは、がんばって忘れようとしています」


避難したこども、のこったこども。
ひとりひとりが、それぞれのおもいをもっています。
十把ひとからげに「福島のこどもたち」ということばだけでくくれない、
ひとつひとつのくるしみが、ここにはおさめられています。

こどもたちが、じぶんたちのてがみを文部科学省の担当官にてわたす集会が、
2011年8月17日におこなわれました。
本書に寄稿した山本太郎さんもかけつけています。
映像はYouTubeで。

コメントには「オトナにいわされている」というのがありましたが、
本書をよむかぎり、かならずしもそうとはいえないと感じます。
もちろん、事前にそれなりの練習はしてきたでしょうが。
(ぜんぶアドリブではなすなんて、すくなくともぼくはかんたんにはできません)
てがみについていうならば、
ぜんぶ親のいうとおりにかいても、こども自身つまらなくなってしまうとおもいます。
ところどころ字のまちがいがあるのも、本人のきもちからかいたせいじゃないかな、と。

ひとつの記録として、貴重な資料になる本です。
本のつくりや構成からしても、学校の図書室においてほしい一冊ですね。

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