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WiLL 4月号 渡部昇一「明るい未来への道筋 原発興国論!」


WiLL (ウィル) 2012年 04月号 [雑誌]WiLL (ウィル) 2012年 04月号 [雑誌]
(2012/02/25)
花田紀凱 責任編集

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ふだんはみむきもしない雑誌なのですが、それでも今回購入したのは、
「みうらじゅんのシンボルズ」が、ボブ・ディランの廉価版CDジャケ特集だったのと、
電王戦でボンクラーズにやぶれた米長邦雄永世の敗戦の弁が掲載されていたから。

ディランのCD、こういうホームセンターにありそうなやっすい編集モノまで、
よくまああつめたものです。やっぱりすごいぜアニキ。
米長永世は、生中継したニコニコ動画のことについてふれています。

(p271)
新聞のほうは、私がいくら言っても、記者の判断で評価が決まってしまいます。
テレビもそう。
ニコニコ動画は誰かが「悪手」と書けば、否定するコメントが必ず書き込まれます。

今回の対局には3つの目がありました。
ニコニコ動画の双方向の目、新聞社の一方向の目、
そしてカミさんがどう見ていたか(笑)。


複数の視点から、たしからしさをたかめていくという、ニコニコ動画の特性。
「双方向の目」といういいかたはうまいですね。
既存メディアとのちがいについて、あのたたかいのなかで把握していたとは。

本題にはいります。
以前に掲載されたという曽野綾子氏との対談について、
ネット上ではあちこちで批判がまきおこっていたようです。
今回は、28ページにわたるトップ特集。
小見だしごとに、要点をかんたんにかいつまんでみます。

1.「はてな」のはじまり
 広島原爆の爆心地から2.5km地点にいた友人は、いまも健在。

2.福島原発事故のあと―日本財団で聞いた話
 チェルノブイリ原発事故後、甲状腺ガンの死者は数十人、白血病は1人。

3.福島原発事故のあと―ラッキー・茂木情報
 宇宙飛行士は高い放射線をあびる。ラジウム温泉、ラドン温泉もある。

4.どうしてこんな誤解が―量の問題
 関東大震災がおこっても、だれも火をおそれない。おそろしいのは「大量」。

5.どうしてこんな誤解が―ノーベル賞の罪
 遺伝学者マラーによるショウジョウバエの実験について。

6.マラーの実験の致命的欠陥
 ショウジョウバエはDNAに修復酵素を欠く。放射線は植物の生育に必須。

7.風評被害の原因
 放射線は、ある数値以上はガンを発生させ、ある数値以下ではガンを減少させる。

8.「汚染」は利用できる
 除染をしなかった広島・長崎は、まえよりずっと発展した都市になった。

9.菅首相の意義
 菅首相は「脱原発がコリア人のためになる」と潜在意識でひらめいた。

10.代替エネルギー論の怪しさ
 自然エネルギーを強調する人は、韓国政府の手先になっている可能性がたかい。

11.どっかの手先の人たち
 共産党・社会党系統=本能的に日本に害をなすことに熱心=隣国の手がチラチラ。

12.日本近代史とエネルギー
 原発採用にふみきった自民党内閣・通産省・電力会社の関係者に感謝。

13.明るい未来への道筋
 福島原発事故は、日本の原発の安全度がきわめてたかいことを世界にしめした。

各章を1行にまとめたので、かなりはしょっています。
が、論のおおすじは、はずしていないのではないかと。

とりあえず、ここは引用しておこうとおもった箇所をすこしだけ。

(p47)
福島での事故も地震のせいでなかったことは、世界中の専門家が知っている。
大地震のS波が到達する前の小さな波動をとらえて
原子炉の核分裂連鎖反応を自動的に停止させるというのは、
地震国・日本の独自の技術である。
だから、福島第一原発でも原子炉の暴走はなかった。


「ふくいち画像ブログ」より。
きのう発表された民間事故調の報告における、作業員の証言。
「『もうこの原発は終わったな 東電は終わりだ』この時私はそう思いました」
「主蒸気系の配管の場所を考えると、津波で壊れたとは思えません」

世界中の専門家って、だれなんでしょうね。
「みんな言ってるもん!」「みんなってだれか言ってみなさい」レベルというか。
かるがるしく大風呂敷をひろげてはいけないなと、自戒をこめて。

(p57)
まず、狭蝿なす反原発論者の主張とは反対に、
現実は日本の原発の安全度が極めて高いことを世界に示すことになったのだ。
日本政府はこれを振りかざして、
原発を世界に売ることを国家目標にすべきである。


反原発派はハエですかそうですか。
このていどの罵詈雑言なら、ツイッターなどにくさるほどあふれていますが、
ただ保守の大家である(とされている)渡部氏が、論の品位をおとすのはどうかと。
しかし一国の目標が「原発のセールス」とは。

(p47)
韓国政府は、これから原発80基を輸出するのを国家目標としているのだ。
1基の建設は数千億円の話だ。
それを80基も輸出しようという韓国政府の意気込みはすごいではないか。
この韓国の国家的大目標にとって一番邪魔になるのは何か。
それは日本の原発である。
日本の原発技術が世界で最も進んでいることは、世界中が知っているのだ。


うーむ、つまり、日本が原発を輸出してカネもうけできるはずのところに、
韓国が市場を制圧しようとしかけてきていて、それにまけたくない、と。
莫大な利益をもたらす金のタマゴを、韓国にひとあわふかせるひみつ道具を、
どうしてすてなければならないの?と。
原発は地球を守る力がある」(p58)のに、と。

で、論のまとめの位置にあるのが、以下の文章。

(p59)
…福島の事故で肝を潰して脱原発を決めたドイツでは、
チェルノブイリのあと、いままで自動車事故で約20万人以上が死んでいる。
日本でも福島の事故のあとで自動車事故死者の数は数千人である。
福島の原発では死者ゼロであるが、数日間の大雪での死者は50人を超えた。
福島の「汚染」した表土除去よりも、
除雪のほうが人命への問題としてはずっと大きかった。

毎年、確実に死者の出る除雪になぜ、人権運動家たちは燃え上がらないか。
それは元来が、昔はソ連・中国、いまは韓国がらみの
反核イデオロギー運動であったから、
反核運動家たちは事実にはいっさい目を向けず、
嘘を造り上げて先導してきたからである。


後段のことが真実かどうかは、ぼくには判断する材料がないのでなんともいえません。
前段についても、リスク比較をした数字のうえでは、そうなのでしょう。

ただ。
渡部氏は、いまひとびとが原発に反対する理由を、
「死者はでてないのにカンちがいして」とか「韓国のスパイだから」とか、
そのていどのことでしか、おしはかれないのでしょうか。
「デマゴーグに洗脳されたバカな大衆乙」とかおもっての、この文章なのでしょうか。

最初によんでからちょっと日をおけば、冷静にブログをかけるとかんがえましたが、
目上のかたに失礼があってはいけないともおもいましたが、
すみません、ちょっといわせてください。

ふざけんな!

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