スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TM NETWORK「I am」


I amI am
(2012/04/25)
TM NETWORK

商品詳細を見る

武道館ライブから1週間がすぎて、ようやくおちついて文章がかけそうです。
前回の文章をみたら、えらく興奮していること…おはずかしい。

さて、ライブのハイライトにもなった新曲「I am」。
作詞・作曲ともに小室哲哉。
FANKSをつづけてきたぼくらにとっても、TM NETWORK初見のひとにも、
とてもグッとくる歌詞になっています。

 ほんの少しだけの遅れは
 急いですぐ戻ってくればいい
 群れに集うその瞬間は
 明日はともかくみな喜ぶ


2008年の小室さん逮捕以降、
もう3人があつまったすがたをみられないのではないかと、なんどかんがえたことか。
公判、執行猶予判決、そしてavexでの作曲家活動、ソロワークをへて、
2012年の再始動に、たくさんのFANKSが感極まったことでしょう。

音楽シーンの最前線からは、ずいぶんはなれた日々がつづきましたが、
それをなげくのでも、すてばちになるのでもなく、「戻ってくればいい」と。
とてもポジティブな、普遍的な「人生の応援歌」になっている曲です。

アイドルや女性ボーカリストのこえをかりたことばではなく、
こういう、オジさん(失礼!)の本音を、小室さんがかたる場としては、
90年代中葉はH Jungle With tがあったわけですが、
1999年のTM NETWORK再始動後は、その役目をTMがになうことになりました。

そういう観点から、2000年代に小室さんがかいた歌詞に注目してみると、
決してまえむきとはいいがたい内容もみうけられました。
TM NETWORKのみをとりあげてみても、

手遅れな人は山積みに
スクラップのようにこの国の土地のために
埋め立ての材料にされていく様を見てますよね?

「SCREEN OF LIFE」(2004)

悲しかったね
自分の影をだんだん…
誰もがまわりが必要としなくなってた

「PRESENCE」(2004)

あれからどれだけ君を悩ませ
過信という名の開き直りから
自分が許せない

「ACTION」(2007)

小室さんがかかえていたさまざまな問題のことをかんがえると、
金銭的のみならず、精神的にもおいつめられていたのかな、とおもってしまいますね。
このころのじぶんの歌詞について、小室さん本人はこうのべています。
『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK 2』より。

(p100)
2000年代に入った頃、もうやれることはやりつくした気がして、
貪欲になれなかったんです。
それがいちばん表れたのが歌詞でね。
「自分はすごく元気で平和です」と書いたって、
リスナーは「ああ、そうですか」と思うだけで、そんな曲は誰も買ってくれません。
それはもう自分でもわかっていたんですけど、何も出てこなかった。
クリエイトするための素材をインプットする時間が必要だったんです。


じぶんのうちがわから歌詞をうみだすための材料を、
からだにつめこむだけの余裕がなかった、と。
創造的な環境に身をおく間もなく、現実の諸問題にふりまわされていたのでしょうか。

活動再開後、AAAやSMAP、浜崎あゆみらへの楽曲提供を通じて、
(ながくとおざかっていた)いま現在の日本のポップスを調査研究し、
その成果をTM NETWORKにフィードバックして新曲をうみだした、という。
すべてはこの曲のための「Incubation Period」=潜伏期間であった、ともいえます。

ローリングストーン日本版5月号のインタビューより、
小室さんがかんがえる「歌詞」について。

(p36)
詩を読むのと、歌詞になる言葉―歌に乗る言葉っていうのは違うので。
歌のメロディに乗る詩もあったりするけど、
歌を前提に書かれたもののほうが伝わりやすいと思うんです。
なので、いろんな楽しみ方があって自由なんですけど、
メロディと言葉がピタッとハマった時に、
すごく強力なコミュニケーション・ツールになる。
その点は間違いないと思っているので、
そのツールを見つけていくのが音楽家としての探検でもあるし、
人生の使命でもあるんです。


小室さんがつくる音楽について、
もっぱらあたらしい音色やメロディ、曲の構造に焦点があたったり、
うたったときのながれを重視する独特の歌詞に注目があつまったりするのですが、
この小室さんのかんがえを念頭において、
「作詞家・小室哲哉」について、いずれじぶんなりにかんがえてみたいとおもいます。
(もうだれかはじめているかもしれませんが…)

スポンサーサイト

トラックバック一覧

まとめtyaiました【TM NETWORK「I am」】

Iam(2012/04/25)TMNETWORK商品詳細を見る武道館ライブから1週間がすぎて、ようやくおちついて文章がかけそうです。前回の文章をみたら、えらく興奮していること…おはずかしい。さて、ライ

コメント一覧

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。