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島本和彦『炎の言霊―島本和彦名言集』


炎の言霊 島本和彦名言集炎の言霊 島本和彦名言集
(2011/02/18)
島本和彦

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NHKでノーカット放映された『WALL・E』よかったですね。
機械で王道ラブストーリー(しかもツンデレ!)がみられるとはびっくり。
「アメリカのCGアニメはなあ…」と、くわずぎらいしていて損しました。

29世紀の人間は、自動操縦の座椅子にすわったままの、超肥満体。
アクシデントで椅子からおちてしまうと、じぶんの足であるくこともままならない。
劇の終盤、宇宙船の艦長が地球に帰還しようとして、
じぶんの行動を阻止しようとする自動操縦装置・オートとあらそったすえ、
椅子からおちて、必死でじぶんの両足でたちあがろうとするシーンがあります。
BGMに「ツァラトゥストラはかく語りき」をながしながら!

他者にまかせきりにせず、じぶんのちからで、責任をもって行動すること。
ほんとうにみごとな名シーンでした。
ここで連想したものがふたつありまして。
ひとつは『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』における、
父ひろしの「親からもらった足があらぁな!」というセリフ。

もうひとつが、本書のなかのことばでした。
(まえフリながくてすみません…)
『無謀キャプテン』より、柔道部の臨時主将をひきうけた堀田のセリフ。

(p63)
石橋 お前… 一度も自分で墓穴を掘らずに生きていくつもりか
お前は永遠に安全地帯の中でビクビクしながら年老いていくつもりかっ
自分の墓穴くらい自分で掘れないでどうする
自分で掘るのが恐いのかっ?
いったい誰に掘ってもらうつもりだ


ぜったいにきずつかない場所から、他人の行為・発言をせめることは、
ものすごく楽なことでしょう。
なにもしなければ、まちがいをして損することはない。
なにもいわなければ、発言についてせめられることも、あやまることもない。

「墓穴を掘る」とは、
じぶんのみをほろぼす原因をじぶんでつくることだとおもってきましたが、
そうではなく、体面を気にするのをやめて、ことなかれ主義をすてて、
どっしりと覚悟をきめろ、という意味だったのですね。
(と、テストでこたえたら☓がつきますからね、念のため)

そもそもこの本は、島本和彦作品から名セリフを抜粋した編集版なのですが、
オビで島本調になった羽海野チカが、
「まず好きなページをコピーして壁に貼れ!!―話はそこからだ!!」
と絶叫していたので、つい手にとってしまった次第。

映画『逆境ナイン』をみて以降、なにかこまったことがおこるとつい、
「これが…これが逆境かっ!!」
と(脳内で)さけんでしまうようになってしまったのですが、
それ以外にも、妙にこころにのこってしまったことばもあります。
おなじく『逆境ナイン』より。

(p147)
この宇宙のどこかでは今も……
おたがいの星の運命をかけて 壮大な宇宙戦争がおこなわれているんだろうなあ…
それにくらべりゃ……たかが野球!!
まだまだ…まだまだ…どうにでもなるさ……なあ宇宙よ


「野球」の部分を、じぶんがこまっている別のものにおきかえれば、
どういうシチュエーションでも対応できることばです。
じぶんの目にみえないもののことを、しろうとしない、わかろうとしないひとには、
この発想はできませんね。

ちなみに映画『逆境ナイン』が公開された2005年7月、
日本では、スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演『宇宙戦争』と、
スター・ウォーズ・シリーズの最終作『エピソード3/シスの復讐』が公開され、
まさに宇宙戦争という逆境が、しかもダブルで、映画版にのしかかってきました。
身をもって、逆境のなんたるかをしめしてくれたのですねえ。

『逆境ナイン』からもうひとつ。

(p69)
たしかに…井の中の蛙大海を知らず そういう言葉があります
だが 大海を知らなかった蛙の中にも 十分大海に通用したやつはいたはずだ
それがそんな言葉のトリックにひっかかって
どれだけの才能がつぶされてきたことか―
歴史の白いページを おれたちがきりひらいてきているのだ
先人の腰のぬけた言動にまどわされるなっ!!


きょう、2012年5月5日は、ひとつの区切りになった日。
これからのことをかんがえるときに、
「そんな絵空事をかんがえてどうする」「もっと現実をみろ」といわれますが、
そういうのが「先人の腰のぬけた言動」なのでは?
これから、きりひらいていくんですよ。

おまけ。
『ワンダービット』より、老富豪が、ビデオをためこむ息子にむかって。

(p111)
ためるだけためるがよい
そして安心して仕事にうちこめい!!
人生ビデオをためるヒマはあっても 見るヒマなどなしっ


う、うう…わかっている…わかっているんだよ…。
かいこんで、積ン読になっている本を、ぜんぶ読めはしないんだって…。
わかっている…わかってはいるが…わかるわけにはいかん!!
(『無謀キャプテン』より。こういう使用例もあります)

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