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『アルフォンス・ミュシャ 波乱の生涯と芸術』


アルフォンス・ミュシャ波乱の生涯と芸術アルフォンス・ミュシャ波乱の生涯と芸術
(2001/09)
不明

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ぼくのmixiでのプロフィール写真、
友人向けには、このブログやツイッターの写真とおなじものをつかっていますが、
全体向けには、ミュシャの『黄道十二宮』を引用しています。

装飾パネル「黄道十二宮」

そういえば、いつからミュシャがすきになったんだったっけ?
と、記憶をさかのぼってみると、ああ、おもいだしました。

木村紺『神戸在住』1巻の第3話。
大学生の桂に、おなじ美術科の鈴木さんが、ミュシャのポストカードを見せるシーン。
ここで、ミュシャの名前と絵、アール・ヌーヴォーという様式を知ったのでした。

高校の世界史でならっていたはずなのですが、サラっととおりすぎただけで。
それが、すきなマンガの登場人物が「あー いいなあ 欲しいなあコレ」と、
興味関心をもっているのを見て、じゃあ見てみようか、と。
なんとも影響をうけやすいというか、ミーハーというか。

Wikipedia「アルフォンス・ミュシャ」

花や植物、曲線、そして女性。
おなじテーマで、複数のパネルを連作にしているのも特徴です。
こういうスタイルは、いまのアニメDVD・ブルーレイ作品などの、
パッケージデザインにも影響をあたえているようです。
何のタイトルだったか、まんまミュシャなパッケージもあったとおもいます。

ほかにも、演劇のポスター、商品の広告、挿絵、ポストカード、などなど。
さまざまな作品を手がけていますが、
どれを見ても、一発でミュシャの作品だとわかるのがすごいですね。
まさに、当代随一の売れっこデザイナー。

ただ、ミュシャが歴史に名をのこした理由は、それだけではありません。
活動拠点だったパリをはなれ、故郷のチェコに帰国したミュシャは、
スメタナ『わが祖国』から構想したスラブ民族の歴史画連作「スラヴ叙事詩」を制作。
アール・ヌーヴォーの様式を一切つかわない、シリアスな作品群となりました。

プラハではじめて展覧された「スラヴ叙事詩」。
一般の観衆からは賞賛されましたが、批評家からは逆に軽蔑されました。
「愛国的なテーマなんて時代おくれだ」と。
しかしアメリカやフランスでは「スラヴ叙事詩」は大衆・批評家ともに大絶賛でした。

それまで喝采をあびていたやりかたをあっさりとすて、あたらしいスタイルにむかう。
すると、支持者たちから「まえのほうがよかったのに」と非難される。
こういうのって、いつの時代にもある普遍的なことなのでしょうね。

ぼくは勝手に、1980年代初期のYMOを連想してしまいました。
「RYDEEN」などのヒットでテクノポップの牽引者、時代のアイコンとなるも、
自分たちのやりたいことをやろうと、ディープな『BGM』『テクノデリック』を制作。

一般のファンは「え、なにこれ」ととまどい、意図的にセールスがおちる。
逆に批評家たちは、手のひらをかえして「すばらしい」とほめそやす。
さらにひっくりかえって「君に、胸キュン。」のときは、どんな反応だったのでしょう。

ひとりの芸術家の多面性を見られるということで、
この画集を買った当時、けっこう読みふけっていました。
最近あまり美術館にも行ってないなあ…機会を見つけて行ってみようとおもいます。

おまけ。
『神戸在住』の主人公、辰木桂(女子大生)ですが、
男の先輩からは「桂」だから「ヅラ」とよばれていて…。
そうか、かつらっちが元祖ヅラだったのか!歴史的発見!(なのか?)

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