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谷川史子『おひとり様物語』4巻


おひとり様物語(4) (ワイドKC)おひとり様物語(4) (ワイドKC)
(2012/08/10)
谷川 史子

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タイトルどおり「おひとりさま」の女性をえがくオムニバス。
気がつけばもう4巻。
おかげで、書店の少女マンガコーナーにいくのも、なれたものです。

や、こちらも30代おひとりさま(だが男だ)なもので、
女性のことであっても「ああそれはわかる」となるところが、
意外とあれこれあるものなんです。

たとえば24話、再登場となる30歳OL渋澤さん(愛称渋さん)。
実家からひとりだちしたのだけれど、
いまとなっては、つかった食器がシンクにほったらかし。

(p10)
あ〜洗わないと明日の食器ないしな〜
いや 棚に他の食器あるし
明日 朝ごはんのあとまとめて洗えばいっか
うん その分眠って明日元気に会社行く方が大事な気がする


そうそう。
あと、洗濯物って、ハンガーにほしたままになりません?
どうせつかうんだからさー、わざわざたたまなくてもさー、
ほしたままにしとけばパッときられるじゃんかさー。

えー、このように、じぶんに都合のわるい現実に対して、
ムリヤリ理屈をくっつけて、じぶんの行動を正当化することを、
「合理化」といいます。

イヤ、わかっているんです。わかっているんですよ?
でもね、しごとからかえってきたときに、
「はあ〜つかれたあ〜」みたいになるんじゃなくて、
p15の渋さんみたいな、無表情な、さめた表情になることも、
それなりにあるんですよ。

(p15)
えーと…洗濯機はもう夜中だしタイマーで…
そろそろ掃除機もかけなくちゃ
あ お風呂入らなきゃ
あ 食器洗わなきゃ

面倒くさい……


それがしごとのつかれからくるものなのか、
あるいはなにか別の理由からなのかは、断定できないのですが、
こういう、部屋にもどった瞬間の、まったくの素の表情というのは、
うん、たしかに、みにおぼえがあります。

で、この「面倒くさい」が進化すると、
いわゆる「汚部屋」のヌシ、OLの紅葉さん27歳のようになると。
(立木という苗字からして、そこはかとないマダオの気配…)

27話のタイトルページ。
ハンガーにかけっぱなしのくつした。
ゆかにじかおきの、本や雑誌の山。
汚部屋といいますが、なにをいいますやら。
ぼくの部屋にくらべればまだ、ふむゆかがあるだけマシですって。

(p67)
なんていうか エネルギーを全部外で使っちゃうのよね〜
いいよね 誰に迷惑掛けるでなし


ところがどっこい。
会社で気になる男性が、飲み会のかえりに紅葉さんを部屋におくって、
「なんか ちょっとのどが乾いたなあ…」
脈アリじゃないですかチャンス到来じゃないですか。
がしかし、いまのこの部屋に、カレをいれるわけにはいかないっ…。

で、緊急対策として、友人のちからをかりて、
ものおきやベランダに、みせたくないアレやコレやを、
つめてつめてつめてつめてつめてつめてつめてつめて、
「床が見えてまっすぐ歩ける…!!」状態にまで回復したのでした。
その結果、部屋にはいったカレは、
「これから 時々遊びに来てもいいかな…」

恋もしごとも絶好調!
ああなんて世界はうつくしいの…。
となればよかったのですが、
そうはうまくいかないのがマンガの…イヤ世の常。
つめこんだ惨状をみせたくないばかりに、
テキトーにごまかし、しょーもないウソをつき、あわてふためき…。

(p77)
おひとり様が長くて忘れていた
好きという感情で 私は大変身できると いつも思ってしまうんだ

そんな自分を夢見てしまう
でも無理をしすぎて 途中で疲れきってしまうんだ


人間そんなに急には、かわれるもんじゃありませんね。
じぶんを身のたけ以上にみせて、恋人とつきあってみても、
どこかでうまくいかなくなるのもそうだし。

だからといって、このまま自堕落でいいとはおもってなくて。
ちょっとずつ手をとおくにのばしていって、
じぶんのできること、かえられることを、すこしずつふやす。
地味だし時間もかかるけど、それしかないのでしょうね。

とりあえずぼくの場合は、
まず洗濯物をたたむことからはじめたいとおもいました。マル。
…アレ、作文?

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