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大友啓史監督『るろうに剣心』


るろうに剣心 ─銀幕草紙変─ (JUMP j BOOKS)るろうに剣心 ─銀幕草紙変─ (JUMP j BOOKS)
(2012/09/04)
和月 伸宏、黒碕 薫 他

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アクション!アクション!とにかくアクション!
谷垣健治アクション監督が参加ときいてみてきましたが、
いやもう、演者の体技にホレボレしっぱなしでした。
実写映画化の第一報をきいたときは「え〜?」だったのですが、
CG一切なしで、これだけのものを見せてくれたのはすごい。

ストーリーは、原作初期のものをリミックスした感じ。
はなしのすじをおうよりも、バトルごとにみていきましょうか。

【鳥羽・伏見の戦い】

薩摩・長州軍と幕府軍がひしめきあうなか、
俊足で新選組隊士たちをきりすててゆく、人斬り抜刀斎。
この時点でもうアクションがはやくて、目がおいつかない。
「これはアクション映画だ!」宣言というか。

【刃衛、警察署を急襲】

保護をもとめてきた恵(蒼井優)をつれもどすため、
警官たちを容赦なくころしまくる鵜堂刃衛(吉川晃司)。
「心の一方」(実在するらしい!)であいてをかなしばりにし、
くびすじにあてた太刀をスーッと…。

とにもかくにも、吉川晃司の筋骨隆々の体躯のすばらしさ!
近年のCOMPLEXやソロ・ライブの映像をみると、
あの黒装束のしたにあるガッシリした筋肉がよくわかります。
東京ドームライブで入場したときは、あまりのオーラに、
「これは刃衛というよりラオウだろ…」と感嘆したものです。

【神谷道場で大立ち回り】

神谷道場を手にいれ(アヘンの貿易港をつくるため)ようと、
武田観柳(香川照之)の護衛たちが道場をおそう。
そこへやってきた剣心(佐藤健)が、
正体をあかし、ついにその実力の片鱗をみせつける。

いきなり逆刃刀をぬくのでなく、まず体技だけで大勢を圧倒。
どこまで本人で、どこからスタントマンなのかわかりませんが、
それにしてもこのうごきのキレっぷり。

【剣心と左之助の喧嘩】

あの斬馬刀って、実際どれくらいのおもさなんですかね?
みためもデカいし、それなりにおもいはず。
左之助(青木崇高)もコシをいれてぶんまわしてました。

そういえば左之助は、『一命』では沢瀉彦九郎の役でした。
求女にイヤミったらしく冷酷に「もっと腹を斬れ」というあの役。
で、明治の世になったら「てやんでいべらぼうめ」になっちゃって。
いやあ、同一人物とはおもえません。役者ってすごい。

【追憶編】

幕末、深夜の京都。
京都見廻組の清里は、抜刀斎により仲間ともども暗殺されてしまう。
翌日、現場にもどった抜刀斎がみたのは、
清里の亡骸にうずくまり号泣する許嫁、雪代巴のすがただった…。

まさかこれをいれてくるとは!
本編の尺がけっこうなながさになったのは、これも原因でしょうが、
「人斬り抜刀斎」の罪を明確にするためには必要だったのでしょう。

未来ある若者のいのちを、じぶんの手でうばったこと。
愛するものをなくした女を、かなしみとにくしみにおとしたこと。
じぶんが死ぬだけでは、刀をすてるだけでは、あがなえないほどの罪。

まてよ、このエピソードをいれてきたってことは、
将来「追憶編」ないし「人誅編」の実写化もみすえている…と?

【2人対250人】

剣心&左之助が観柳邸にのりこむと、
まちうけていたのは観柳の私兵団250人。
正直、あまりのハイスピードに、なにがおこったのか記憶があいまい。
なにせこのあとのバトルのほうが、強烈な印象だったもので。

【左之助対番神】

ここででました、人誅編の格闘バカ、戌亥番神。
演じるのは、ホンモノの(もと)格闘家、須藤元気。
さすが、かまえが堂にいってます。

たがいにひたすら、なぐる、ける、どつく、食器をなげる。
同時進行で展開する、剣心対外印のバトルと対照的になるように、
こちらはトコトンどろくさく。

たたかいの場は、せまくるしい台所へ。
全力をつくし、双方ともに疲労困憊になってきたころ。

左「ま、待った!ちょっと待った!」
番「なにを待つんだ」
左「(そばにあった肉を食べて)お前も食うか?(投げ渡す)」
番「オレは菜食主義者だ。可哀想に…」
左「(酒をのみ)じゃあこれは?」
番「あ、それはもらう」

ぼくのなかでは、香川照之以上にわらいをかっさらっていったのが、
このふたりのやりとりでした。
ギャグであると同時に、おたがい善も悪もない、
ただつよいあいてとたたかいたいという欲求につきうごかされる、
すばらしき筋肉バカっぷりをみせてくれました(ほめてます)。

【剣心対外印】

人誅編からもうひとり、「からくりあるてぃすと」の外印。
…あれっ?中のひとがジジイじゃないよイケメン(綾野剛)だよ?
仮面のしたに、おおきな傷をおった素顔をかくし、
新時代にはたらく場所がないから、裏稼業におちていたと。

鋼線のギミックがあるわ、拳銃を乱射するわ、
そして目にもとまらぬスピードの剣さばきだわ、
つぎからつぎへとアクションのオンパレード。いやはやたのしい。

外印といい刃衛といい、
「死ぬべき場所で死ねなかった」サムライの悲哀がみえますね。
勝負がついたあとの外印の咆哮は、
やぶれたくやしさよりも、また死ねなかったことへの無念かな。

【剣心・左之助・斎藤対ガトリングガン】

「ヒャッホォォォー!たまんねーなオイィッッ!」
予告編でも印象的だった、ガトリングガンをぶっぱなす観柳。
基本、全体的に観柳=香川照之は、やりすぎです。
でもそのエキセントリックさが、ここではすばらしくマッチしてます。

「オレに跪け。…つーか脱げ!オマエら全部脱げ!」
この「脱げ」は香川さんのアドリブだそうで。
で、剣心=佐藤健さんもアドリブで袴をぬごうと…ウホッ。

牙突のかまえでアップになる斎藤(江口洋介)は、
たしかにカッコよかった。
斎藤のアクションは、次作でもっとふえる…のか?(あるのか?)

【剣心対刃衛】

展開はほぼ原作どおり。
くりかえしになりますが、やはり吉川晃司!
刀をせなかでもちかえる「背車刀」は「おおっ!」とうなりました。

さいごになったけど、剣心=佐藤健の体さばきも、みごとでした。
そういえば『仮面ライダー電王』ではブレイクダンスもしていたし、
もともとアクションの素養はあったのでしょうね。

「殺してやるから、かかってこい」や、攻撃をうけた際のポーズも、
絵になっていたとおもいます。
そして大技の『双龍閃』。おお、そうだったこれだった。

じつは『龍馬伝』をあまりみていないので、
大友監督のこういう映像にふれるのは、ほぼはじめてなのですが、
よくここまで「男の子の映画」にふみきってくれたなあと。
そしてこれら大量のアクションをうみだした、谷垣アクション監督。
おふたりに最敬礼。

あ、それから。
いちばん原作からぬけでてきた感がつよかったのは、
なんといっても浦村署長(斉藤洋介)でした。
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