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『With t 小室哲哉音楽対論 Vol.5』


With t―小室哲哉音楽対論〈Vol.5〉THE FINALWith t―小室哲哉音楽対論〈Vol.5〉THE FINAL
(1996/08)
TK MUSIC CLAMP

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globeのリミックスアルバム『house of globe』をききながら執筆中。
豪華なリミキサー陣がそろった本作ですが、
「はて、このひとは小室さんとどういうつながりが?」という人選も。
そのあたりの、業界のことはくわしく知らないもので。

「Perfume of love」をリミックスしたのは、川辺ヒロシ。
TOKYO No.1 SOUL SETのDJだそうです。
バンドの名前はきいたことあるなあ…とおもっていたら、
おもわぬところで名前を発見。
16年前の「TK MUSIC CLAMP」で、対談ゲストとして出演していたのでした。

表題の本は、そのときのトークを収録したもの。
リアルタイムで買って、そのまま記憶のかなたにおきざりにしていました。
さてトークは、同バンドの渡辺俊美、BIKKEが小室さんとはなしているのですが…。

(p159)
小室 川辺さんは、ずっと最後までお話ししていただけないんですか?
川辺 いやいや。話すことないなぁと思って。


え、もしかして初対面は印象よくなかった、とか?
ともあれ、そこからはなしは川辺さんの音のつくりかたに。

(p160)
小室 じゃあ、リズムもループでやったりとか?
川辺 そうです。それで普通はヒップ・ホップになるはずなんですけど。
小室 そうですよね。
川辺 やっぱ、なんか彼(BIKKE)のせいで普通じゃなくなってるっていう感じですかね。
小室 そうか。川辺さんの世界だけで、もしも完成までいくと、もしかしたら僕がさっき言ったような、ストリート系の音にもいくということですよね。
川辺 そうです。

小室さんがTOKYO No.1 SOUL SETの曲をきいたのは、このときがはじめてとのこと。
この時点ですでに、川辺さんをすぐれたトラックメイカーとして注目していたのでしょうか。

さらに「SWEET PAIN」をリミックスしたシンコを擁する、スチャダラパーまで。
この対談の前年、1994年に「今夜はブギーバック」がヒットしています。
トークはボーズが中心になっていますが、シンコの発言としてはこれが。

(p193)
小室 でも、今年の後半も、また一発狙ったりしてほしい気もしますけどね。プロデューサーとしては狙わないですか?
ボーズ どうですかね? どうなんだろうね?
シンコ だって、それで今の「ビルボード」とか、メチャクチャじゃないですか、曲が。「これがヒットしてんだからなぁ」なんて思ったりしますけどね。
ボーズ メチャクチャシンプルだったりね。
シンコ すげぇ不親切な音だったりしますよね。
小室 メチャクチャ凝ってるのもありますけどね。
シンコ なんか不親切なのは一手に引き受けたい気がしますね、僕らが。だから、あんましアレしないで。


さて、この本の白眉は、松山千春との対談です。
音楽的にはまったくあいいれる要素がないふたり。
(千春さんも「一緒に歌うとか言ったらさ、歌う曲ねぇだろ」と言ってます)
終始、千春さんの攻めがつづく展開でした。

千春さんが小室さんにかたることば、すべてをここに引用したいくらい、
とてもなかみのつまった、かんがえさせられるものばかりですが、
ひとつにしぼって、この部分だけ。

(p11〜12)
俺は俺なりの活動があるし、小室たちも小室たちなりの活動があるし、
多少なりとも若い子たちであれ、お年寄りであれ、影響を与えているわけじゃない。な。音楽で。
その影響に対してどう責任をとっていけるかだよな。

正直言って、まだおまえが考える必要はないと思うの。
まだジャカジャカ曲を作ってればいいと思うの。
ただ、ある程度いった時に
「果たして自分は自分の音楽に対して、または今までやってきた行動に対して、
 どれだけの責任がとれるだろうか。
 その影響力に対して自分はどうやって応えていったらいいんだろうか」

って考える時期が来ると思うよ。
それはちょっと音楽とは違った部分で、やがて来るんじゃないかな。
その時が楽しみなわけ。

まさにいま、小室さんがおかれている状況そのものではないでしょうか。
むろん、詐欺罪での逮捕、慰謝料などの金銭問題などもありますが、
なによりいま、小室さんの影響を公言するフォロワーがおおくいるということ。

ここ最近でのトピックといえば、やはり坂本美雨さんでしょう。
小室さんの『Digitalian is eating breakfast 2』に美雨さんがボーカル参加し、
美雨さんの『HATSUKOI』に小室さんが曲を提供。
さらに、美雨さんとサカモト教授(父親にあらず)とのユニット「サカモト兄妹」で、
小室さんの楽曲のカバーライブをニコニコ生放送で中継。
すきなミュージシャンどうしが、こうして音楽でつながるのは、うれしいものです。

ドミューンのライブでは、シンセでのドラム音プレイで指から出血したり、
雨天中止となった野外ライブのかわりに、深夜に生演奏のようすをUST中継したり。
何千、何万という視聴者から「やっぱり小室はすごい!」と絶賛されています。

ツイッターのフォロワーや、ネット中継の視聴者の、
ダイレクトな反応をうけて、小室さんの音楽がどんどん変化していく。
ひとつところにとどまることをせず、つねにかわりつづけるひとだからこそ、
まだまだ小室さんを見つづけようとおもうのです。

というわけで、きょうは23時から『house of globe』試聴会がニコ生であります。
小室さんも出演し、生で解説をするとのこと。たのしみですね。

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