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岡本まーこ・常岡浩介(文)にしかわたく(絵)『常岡さん、人質になる。』


常岡さん、人質になる。常岡さん、人質になる。
(2011/08/31)
にしかわたく、岡本まーこ 他

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イスラーム学者・中田考氏のツイートによると、
9月18日現在、つねおかさんはイスラマバード空港ロビーにいる模様。
パキスタンで潜入取材をしていたらしいのですが、
日本外務省の要請で、パキスタン政府がつねおかさんの強制送還を決定したとのこと。



HASSANKONAKATA 中田考
イスラマバード空港なう。
なんと常岡さんにばったり、というか昨日のあの椅子にまだ座らされており、
飛行機が決まらない(パキスタン側が常岡さんのお金で航空券を買わせようとし
常岡さんが拒んでいるため)ので一晩椅子に座って明かす羽目になったらしい。
勿論大使館からのサポートは一切なし。
9月18日

常岡さん、今は完全に犯罪者(容疑者)扱い。
訪問先に届ける予定のデジカメを預かろとしたが、
取り上げられ調べられた上でに不許可。
呪いわれよ、領域国民国家に仕える奴隷ども!!!
9月18日

常岡さんは依然拘束されており空港ロビーの椅子で一晩明かし疲れた様子だ、
と日本大使館にSMSを送ったら、
昨日と同じ「了解しました。何かあったらいつでも連絡してください」
との返事があってそれっきり。
9月18日



こんどは人質になったわけではありませんが、緊急事態なのはおなじこと。
無事に…とはいかないかもですが、すみやかに解放されることをねがっています。

なぜつねおかさんは、そこまでして危険な地域の取材をするのか?
そのこたえが、本書に書かれてあります。
(名前のひらがな表記は、本書にならったものです)

2010年4月、タリバン幹部への単独インタビューをおえたかえりに、
「ヒズビ・イスラミ」というグループに誘拐されたつねおかさん。
その誘拐劇の顛末、そして帰国後のことをえがいたマンガ&コラムです。

(p108)
そんな私が、結果的には学生時代から数えて20年近く戦場に通っているのは、
単純に突っ込んだ首が抜けなくなってしまったからです。
外国に行って現地の人と出会うと、日本に帰ってきても彼らのことが気になります。
平和な国でできた友人と違って、
「あいつ、生きてるのか?」と心配せざるを得ません。


戦場で知りあったともだちが、みちなかばでそのいのちをおとす。
最後のわかれもできないまま、あえなくなってしまったともだちが、
つねおかさんにはどれだけいるのでしょうか。

(p108)
そういう人たちに顔向けができるように、
少しでも彼らがこの世に残そうとしたものを酌み取ってゆきたい、とも思います。
そのために私ができることは取材しかありません。


ぼくはこの半年ほど、松山市でおこなわれている脱原発デモのようすを、
写真を撮ってツイートしてきました。
先日は、東京出張の際、経済産業省前のハンスト応援アクションに参加させてもらい、
東京でデモをしているひとたちのこえをきくことができました。
(お世話になったみなさん、この場をかりてお礼もうしあげます)

大手メディアでは、なかなかとりあげられないひとたちのこえを、
ただの大衆のひとりにすぎないじぶんですが、ききだすことができたら。
そういうおもいで、ここまでやってきました。

イヤ、それだけでは正確ではありませんね。
なによりも、まだ見たことがないものを見たい、知らないことを知りたい。
好奇心といえばきこえがいいですが、その欲求につきうごかされているだけかも。

(p123)
「世界が変わるところを 自分の目で見てみたい」

(p129)
「僕は 自分の身に起きたことの 真相を知りたい」

ジャーナリストというのは、
そういう好奇心、欲求、執着心がつよいひとのことをいうのかもしれません。

かれらにあぶないことばかりおしつけて、収穫した情報を安全地帯でうけとる、
そういうじぶんのありかたに、いやけがさすこともあります。
つねおかさんにかなわないまでも、なにがしか、じぶんにできることを。
ぼくの行動は、あるいはそういう自責の念からなのでしょうか。

ジャーナリストにはもうひとつ、
じぶんの身におきたことを正確に記憶できる能力も必要ですね。
誘拐されたつねおかさんが、手帳も携帯電話もない状態で、
「月の満ち欠けやモスクの礼拝の音で日付や曜日を確認」し、
おこったできことの日づけを正確に記憶しているのには、心底おどろきました。

(p46)
「猫に触ろうとしてひっかかれたのが5月20日!!
 人生最大の便秘が治ったのが6月9日!!」
極限状況下で発言した特殊能力かもしれない…


あ、まだあった。
複雑な事象を、はなすあいてにわかるように、かみくだいて説明できる能力。

(p63)
僕をつかまえたヒズビ・イスラミは 政府軍の一部になって戦ってる
わかりやすくガンダムに例えればー
革命を目指して復活したタリバンは ネオジオン
政府軍はもちろん 連邦軍
ヒズビ・イスラミは ティターンズ 連邦側から出た暴走勢力ね


これ、一発でわかりました。
専門的な世界と、それに縁のない俗な世界とをつなげる、
こういうことばをもつひとというのは、とても貴重な逸材だとおもうのです。

そういうわけなので、パキスタン政府のかた、
つねおかさんに負担をかけないように、一刻もはやく解放してあげてください。

おまけ。
モバイルおたくと化し、居間のコンセントを独占するつねおかさん。
わかります。あれこれデバイスを手にいれると、そうなりますよね。
あれも充電、これも充電となると、どうしても、ねえ…。
なのでまーこさん、できれば電気代1.5倍くらいで勘弁してあげてくださいませ。

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