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園良太『ボクが東電前に立ったわけ』


ボクが東電前に立ったわけボクが東電前に立ったわけ
(2011/09/01)
園良太

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数日前のツイートで、9月23日の新宿デモで著者が逮捕されていたと知りました。
そういえば最近ツイッターで見ないなあとおもっていたら。
10月4日に釈放となり、いまは活動を再開しているそうです。
ケガのほうは大丈夫でしょうか。

さて、なぜこの本を読んでいるのか、ですが、
ちょっと時間をさかのぼります。

9月中旬、会社のしごとで東京に出張してきたのですが、
それがおわった金曜日、ツイッター情報で、経済産業省前で抗議活動があると。
ハンガーストライキをしているひとたちを支援するデモだとのことでした。

これはいかねばなるまい、撮らねばなるまいと、その夜にいってみたら、
経産省前ハンストのテントまえには、たくさんのひとたちがあつまっていました。
そのときのようすは、ぼくのmixiフォトアルバムでご覧ください。

ひとびとのまとめ役になっていたのが、この本の著者、園さんでした。
この時点でぼくは、かれのことをまったく知らず、
「東京のデモはわかいニーちゃんがひっぱってんだねえ」とおもうだけ。

あとになって、かれが原発事故以降、
東電前での抗議活動をずっとつづけている人物だと知り、
この本の存在にも気づいたのでした。
(3年前の「麻生邸リアリティツアー」で逮捕されたのも、このひとだったとは!)

悠然とそびえたつ東電本社。
それをひとり見あげる、Tシャツとジーパンの若者。
いいたいことをひと目で表現する、いい表紙です。

(p29)
完全に人が自発的にやっていることなどなかなか存在しません。
権力と資本の価値観、つまり国家と資本主義を是とする価値観が
日常に深く寝を下ろしている社会なのですから、
みんな、多かれ少なかれその影響を受けています。
そういう「圧力」や価値観を突き破って、どんなことでもやろうとすること、
自由に意見表明や表現をすること、
3・11直後の状況では、そういう考え方や行動が求められていました。


あの日の経産省前では、あつまったいろいろなひとが、
かわるがわるマイクを手に、おもいおもいの主張をぶつけていました。

「日本の原発の8割はとまっています!
 東電は電気代値あげするといっていますが、そんなことゆるしちゃいけません!」
「わたしたちはこんな原発事故で死んじゃいけない。
 いきのびなきゃいけない」
「警察のみなさん、逮捕していただいてありがとうございました!アザだらけです!
 わたしたちにはデモをする権利もある!義務もある!」
「わたし、踊る大捜査線のファンだったけど、ちがうじゃないですか!
 ひどいじゃないですか!」
「経産省のみなさん、あなたがたの本音は、
 もう原発はやりたくないってことはわかっている!
 建前がジャマをしているだけだろう!本音をだしてみろ!」

ネットのなかで主張することも必要ですが、
世のなかには、インターネットなるものにふれたことのないひとも、たくさんいます。
官僚への抗議と同時に、そうした市井のひとびとへのアピールとしても、
街へでて声をだすことは、有効であるはずです。

もうひとつ、かれらが情報をしいれているチャンネルとはちがう、
べつの、オルタナティブなチャンネルを見せることでもあります。
チャンネルがテレビ・新聞だけというのは、いまや論外。
かといって、ネットのまえにはりつくだけなのもどうでしょう。

(p21)
僕の場合は、労働組合やいろいろな社会運動に関わっていたので、
信頼できる仲間がたくさんいます。
この人の発している情報なら信頼できるというのがありました。
長年の運動の積み重ねや、政府への批判の視点があったり、
生活感覚に基づく意見を聞くことができた。
結局、人との関係性をつくっておくことが大事なのだと思います。


生身の人間のはなしをじかにきくこと。
それをひとりじめせずにひろげる、おおくのひとたちと共有するために、
じぶんのしていることが役だてればとおもっています。

はなしを9月16日の夜にもどします。
経産省前アクションがおわったあと、一団はハンストテントまえに移動。
その場で、園さんとはなしをすることができました。
3月からこれまでの活動のこと、今後の予定のことなど、あつくかたっていました。

では、そろそろおいとましようとすると、
園さん「せっかくだから、テントのなかでみなさんとはなしていってくださいよ」
ぼく 「え、いや…」
園さん「みなさーん、愛媛からもきてくれましたー!」

おおーっ!という拍手喝采。
どえらい注目をあびながらテントにはいり、
車座のなか、松山市でのデモや、伊方原発のはなしをしてきたのでした。
スマートフォンにのこしていたデモの写真を見せると、
「愛媛もすごいなあ」「地方がもりあがらないとね」と興味津々。

こういうつながりができたのも、園さんがグイグイひっぱってくれたおかげですね。
この場をかりて、本当にありがとうございます。
今後も街頭での活動をつづけられるとおもいますが、
どうぞおからだに気をつけて。

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