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ユリイカ 2009年4月臨時増刊号 津田大介「坂本龍一の柔らかな転回」


ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMTユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT
(2009/04/13)
見城 徹、大貫 妙子 他

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9月からはじまった、津田大介氏のメールマガジン『津田大介の「メディアの現場」』
創刊準備号から購読していますが、なかみがギッチリつまっていて、
毎週、たいへん読みごたえがあります。

メルマガのなかのコーナー「津田大介クロニクル」では、
津田氏の過去の原稿からのセレクションが掲載されています。
最新号である今回は、ユリイカの坂本龍一特集号に寄稿したものです。

この号は、ぼくもリアルタイムで買っていて、いまも手もとにあります。
ほかの寄稿者は、旧知の仲である見城徹、大貫妙子、友部正人や、
Eテレ「スコラ」でも共演している大谷能生、小沼純一、
ほかにも元ちとせ、渋谷慶一郎、しりあがり寿など。

これらの執筆陣にかこまれたなかで、津田氏の論考は、
サブタイトルが「音楽流通の自由と著作権のあいだで」というもの。
90年代中盤以降の、インターネットや音楽配信サービスなどと教授のかかわりについて
当時の教授の発言を引用しながら、まとめています。

本稿にでてくる、教授のおもな活動をまとめると。

1995年
・日本武道館ライブで、インターネット生中継の実験。
1996年
・渋谷オーチャードホールライブで、インターネット中継・MLでの質問に答える。
・ラジオ番組で音素材をリスナーに提供、それを元にした作曲作品を審査。
・水戸芸術館ライブで、ピアノをPCに接続。演奏を映像に変換。
 ネット経由でアクセスしたユーザーにピアノ音を鳴らさせる。
・インターネット時代の知的所有権を考えるサイトをオープン。
1997年
・『f』終演後、抽選で当たった聴衆にライブ演奏を収録したCD-Rをプレゼント。
・ライブをインターネットで有料中継(世界初)。
1998年
・著作権制度を話し合う文化庁の文化審議会に、参考人として出席。
・朝日新聞に、音楽著作権管理業務の自由化を求める論文を投稿。
・アルバム『BTTB』に、楽曲のMIDIデータを収録したフロッピーディスクを同梱。
1999年
・「メディア・アーティスト協会(MAA)」設立。冨田勲、松武秀樹、佐野元春ほか。
 →2000年、仲介業務法改正。翌年より新規管理事業者の参入が可能に。協会解散。

2003年
・「CHAIN-MUSIC」プロジェクト発足。アーティストらがイラク戦争に抗議。
 のちに「クリエイティブ・コモンズ」のライセンスを付加。
2004年
・web日記で、コピーコントロールCDを批判。「2004年はCD永眠の年」
2005年
・雑誌『ramblin'』津田大介によるインタビュー。「CDがうざい。早く捨てたい」
2006年
・エイベックスに移籍。レーベル「commmons」設立。
2008年
・朝日新聞インタビュー。「CDが完全に消えるとは思わない」

CDについて、教授のスタンスが変化しているのが見てとれます。
この論考がでるすこしまえに、教授の自伝『音楽は自由にする』が発表されました。
その終盤で、CDについて教授はこう発言しています。

(p233〜234)
今、世界的に、音楽の値段は限りなくゼロに近づいています。
CDという形で音楽を買う人はほとんどいなくなりつつありますが、
ではインターネットからのダウンロード販売がそれを補っているかというと、
そうとも言えない。
結局、音楽は消費されるけどお金は支払われない、という状況が加速しています。
従来の音楽産業の構造が、ものすごい勢いで変わりつつある。

しばらくの間、音楽産業はCDという形を基本に動いてきましたが、
それは普遍的な形というわけではない。
いつの時代にも良い音楽は存在していて、
それを必要としているリスナーに届ける方法というのは、
いろいろあるはずだと思うんです。


このとき発表されたアルバム『out of noise』は、
フルアートワークCD、パッケージレスCD、アナログレコードの3形態がでました。
すべて内容はおなじ。買うひとが自由にえらべるやりかたです。

また、近年は音楽活動の中心をライブ活動にうつしつつあるようです。
今年だけでも、韓国ソロライブ、alva notoとのヨーロッパツアー、
YMOのアメリカツアー〜フジロック〜ワールドハピネス、
フェスティバルFUKUSHIMA!、トリオでのヨーロッパツアー、などなど。

それらのなかで可能なものは、USTREAMで生中継をしています。
このソーシャルメディアの力に気づかせてくれたのも、教授であり、津田さんでした。
おおげさでなく、おふたりがいなかったら、
こうしてツイッターもブログもすることはなかったし、
目のまえの世界は旧態依然としたままだったことでしょう。

さて、CDについてですが、たしかにぼくもおき場所にこまっているところです。
iTunesにとりこんだんだから、さっさと処分すればいいものを、
これがなかなかできませんで。
アートワークであったり、CDそのものへのおもいいれだったり、
そういったものが、いまも部屋がCDまみれになっている原因なのはわかっています。

なんとかしてかたづけたいなあ…。
ムリヤリにでもなくしてしまえば、ぼくの音楽への接しかたにも、
おおきく変化がおとずれるかもしれません。
まあ、それはまた時間ができたときに、ということで。(←いいわけ乙)

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