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鎌仲ひとみ監督『ミツバチの羽音と地球の回転』


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(2011/08/27)
岩田まき子

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愛媛大学の学生祭でおこなわれた、映画の上映会+監督トークショー。
映画本編は2時間15分。
おもしろかったのはたしかですが、さすがにおしりがいたい…。

ドキュメンタリーということで、終始まじめなはなしなのかとおもいきや、
祝島で代々つたわるまつりの映像もあって、こういうのは興味ぶかいです。
そしてもうひとつ、だいじなことですが、ユーモアがあること。
かんがえさせられる映画なのですが、ふっとわらえるところがあるのがいいんですね。

たとえば、おまつりのときに、しろぬりの化粧をした山戸孝さんが、
おさないむすめのまえにいくと「うわーん!」となかれてしまったり。
ストックホルムで電気自動車にのっている、パー・リッビンさんが、
取材中に助手席の撮影カメラにむかって、
「日本、(電力自由化を)いますぐはじめてくれ!」とふざけ半分でさけんだり。

ぼくがみたところ、いちばんの爆笑がおこったのは、つぎのシーンでした。
2009年9月12日。
中国電力が、田ノ浦の海にブイを設置しようとするのを、住民たちが阻止しています。
つらなる漁船にむかって、中電社員がスピーカーで説得にかかります。

「本当は、みなさんの中にも、やめてしまいたいと思っていらっしゃる方は
 おられるはずです」
「このまま、本当に農業とか、第一次産業だけで、この島がよくなると、
 本当にお考えですか?
 人口は、年々、年々減っていって、お年寄りばかりの町になっていっていることは、
 皆さん自身が、一番よくおわかりではないかと思います」


そしてこのことば。

「みなさんが心配しておられるような、海が壊れるようなことは絶対にありません。
 絶対といっていいほど壊れません」


会場からドッと爆笑。
「ここでわらいがくるのか…」と、おもわずふりかえったほどでした。

たぶん、1年前に上映していたなら、真剣なテンションのままだったでしょう。
「海がこわれることはない」という説明を、どこかで「そうかも」とおもったかも。

しかしいまは、状況がおおきくかわりました。
東京電力が、福島第一原発から放射能汚染水を海にすててしまったいまとなっては、
中電社員の説明は、まさにギャグとしかうけとれません。
チャンバラトリオばりに、巨大ハリセンでツッコミたい気分です。

これに対して、おかのうえから孝さんがかえしたこたえは、
ぼくたちも、この四国・愛媛県で、おおごえでさけびたいものです。

「中電が絶対と言って、絶対の試しはないじゃないか!
 環境影響調査でも、スナメリを見逃してたのは、どこのどいつだ?
 カンムリウミスズメを見つけられんかったのは、どこのどいつだ?
 台風が来たときに、ボーリング台船を流されて、
 大惨事になりかけら事故を起こしたのは、どこのどいつだ?
 軽々しく絶対なんて言葉を使うから、嘘つきと言われるのがわからないのか?
 祝島が、中国電力の言葉をなんで信用しないのか、わからないのか?
 海を汚さんのなら、なんで補償金なんて払うんか!
 嘘をつくな!」


上映後のトークショーのようすは、Togetterにまとめているので、よろしければ。
映画完成のその後のこと、エネルギー問題についてなど、はなされています。

エンドロール、協力したひとたちのクレジットのなかに、坂本龍一教授のなまえも。
鎌仲監督は2001年に『坂本龍一 銀行の未来』というテレビ番組を制作しているそう。
映画によせて、教授からのメッセージ。

生存権の一つとして、何によって作られた電気を使うか、
核なのか、風なのか、太陽の光なのか、選ぶ権利があるはず。


映画では、電力をえらぶという実例を、スウェーデン取材でみせています。
トランスなんたらのまえに、こういうのをまずマネしてほしいんですがねえ。
そうなるように、しつこくこえをあげていくしかないのでしょうね。

鎌仲監督、ありがとうございました。
上映会を企画した学生のみなさん、おつかれさまでした。

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